大谷昌弘　作　演出
 
平成17年7月31日（日）戸塚公会堂
  
 
ご来場いただいた方へ
 
大変お忙しい中、また大変暑い中、劇団年輪第42回公演にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。
「恋するロボット　～ロボットは心を持てるのか～」、お楽しみいただけましたでしょうか。
今年の公演は、劇団年輪が創設されてちょうど30周年になる記念すべき年でもありました。230名あまりの方々にご覧いただき、無事に公演を終えることができたのは皆様の応援があったからこそと存じます。
団員一同、また新たな年輪を刻むべく、初心に立ち返りながら精進し、人と人との輪を一層広げて参りたいと思います。今後とも、変わらぬご指導・ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
 
平成17年8月
劇団年輪一同
 
 
STORY
天才浜田敏子率いるロボット研究所では、様々なロボットが研究され、世に送りだされてきた。業績も上々、社会の評判もほどよく、順風満帆に見えたその時、大学の研究室から、あるロボットの教育を求められる。
それは、はるか昔の古代エジプトの遺跡から発掘された設計図に基づいて創られたロボット、ファラオ。
早速ファラオには高度な教育が施された。驚くほどの学習能力により、彼は人間そっくりになっていく。
しかしファラオは、学習が進むにつれ、人間の裏の部分も感じるようになってきた。研究所の美樹と哲朗の間に挟まれ、自分の身の置き方に悩むファラオ。一方美樹は、ファラオへ愛情を持っていることに気づく。それは人間に対するものと同じ・・・。
ロボットはあくまでロボットなのか。それとも心を持てるのか。