「舞台美術」とは、
舞台上にある、役者が通常持つことの出来ないもので、空間を創っている物を指します。
例えば、その空間が部屋ならば、壁、扉、窓など、外ならば、樹木、岸壁、公園のセットなどです。
「装置」とは、その中で舞台の設定上、動かす事が可能なようにしてあるもの（スモークなど）を指します。
通常、舞台美術はプランから練ってゆくことになります。どのような空間にするのか、そしてそれが客席からどう見えるのかを考えて決めていきます。スケッチを描き、設計図を作っていきます。スケッチは、舞台のイメージを視覚化する為に、設計図は、舞台のサイズに当てはめる為に作ります。
年輪では、主に脚本の作者が作っています。そこに若手が入り、アイデアを出して練り上げていきます。
出来上がりの舞台を想像して、脚本に合った空間を創っていく、とても大切で、絵を描いたりすることが好きな人には、やりがいのある裏方職です。